なお、
カーリング場の本年8月の竣工、9月中旬オープンの予定に
変更はございません。
○
峯廻紀昌 委員長 それでは、
質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
峯廻紀昌 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、
討論を行います。
討論はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
峯廻紀昌 委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、
採決を行います。
議案第53号中
関係分を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
峯廻紀昌 委員長 異議なしと認め、
議案第53号中
関係分は、可決すべきものと決定いたしました。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後1時4分
再 開 午後1時5分
――――――――――――――
○
峯廻紀昌 委員長 委員会を再開いたします。
次に、
議案第58号
平成23
年度札幌市
中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)を
議題といたします。
理事者から、
補足説明を受けます。
◎
石川 中央卸売市場長 私から、
議案第58号
平成23
年度札幌市
中央卸売市場事業会計補正予算につきまして
補足説明をさせていただきます。
これは、国の第4次
補正予算の成立に伴いまして、当
市場におけます
資源リサイクル施設整備について
財源の見通しが得られましたことから、
早期発注を図るため、所要の
補正を行うものでございます。
内容といたしましては、
事業費が4億2,700万円、
財源の
内訳は、
補助金が1億6,800万円、
企業債が2億5,800万円などとなってございます。
この
資源リサイクル施設は、
市場から排出しています
野菜と
果物の
残渣を破砕、乾燥させ、
家畜の
飼料とするものでございます。また、乾燥の熱源といたしまして、同じく
市場から排出しております
魚箱などの
木質系廃棄物を利用するものでありまして、
廃棄物の
排出量の
削減や
環境負荷の軽減が図られますとともに、
年間約5,000万円の
効果額が見込まれ、
市場経営の
効率化に大きく寄与するものと考えてございます。
なお、この
施設整備にあわせまして、
地下水活用システムを導入することとしておりますけれども、これは、
災害時には
市場周辺住民に
飲料水として供給可能とするなど、
災害に強い
市場づくりの一環として進めるものでございます。
○
峯廻紀昌 委員長 それでは、
質疑を行います。
◆
植松ひろこ 委員 昨年の
経済委員会におきまして、
札幌市
中央卸売市場経営改革プランに掲げられております
基本目標の
一つである
環境に優しい
市場の
方向性について、私から
質問いたしましたところ、
中央卸売市場は、
市内最大級の
業務施設として、
野菜残渣などの生
ごみを初めとする
廃棄物が大量に排出されることから、
フードリサイクルの
推進など、
環境負荷の低減に向けた
取り組みを
市場として積極的に進めていくとのことでした。今回提案されている
資源リサイクル施設は、
環境に優しい
市場づくりを一段と具体化させる上で大変重要な
施設であるとともに、
市場運営に係る
経費の
削減による
経営健全化、さらには、
経営改革プランにおける
収支改善を達成するために不可欠な
施設であると考えます。
そこでまず、
資源リサイクル施設の
整備により
年間5,000万円の
効果額を見込んでいるとのことですが、その
内訳についてお聞かせください。
◎
石川 中央卸売市場長 資源リサイクル施設の
整備により見込んでおります
年間効果額5,000万円の
内訳についてでございます。
現在、
市場から排出されています
廃棄物は、
年間約2万2,000立米でございまして、その
処理費用として約7,700万円を支出している
状態にございます。このうち、量で申しますと、全体の約3割を占めます
野菜や
果物の生
ごみの
処理に約3,300万円、全体の4割を占めます
魚箱などの
木質系廃棄物の
処理に約2,200万円、合わせて約5,500万円の
経費がかかっており、これらの
廃棄物を
場内で再
資源化、再利用することによりまして、この約5,500万円相当の
処理費用が節減できるものというふうに考えてございます。
これに
飼料化のための
施設運営経費として約700万円、さらに、
飼料化によります
販売収入として約200万円を見込みました結果、先ほどご
説明させていただきました
削減額との差し引きで
年間約5,000万円程度の
効果があるものというふうに見込んでいるものでございます。
◆
植松ひろこ 委員 ただいまのご
説明により、大変多くの生
ごみや
木質系廃棄物の
排出量が
削減でき、また、その
効果額として
年間5,000万円が見込まれているということがわかりました。
生
ごみを再
資源化し、
家畜飼料として供給するという
取り組みについては、食の循環や
環境保全を通じ、物を大切にすることを考えるよい機会になると思いますので、
市場を見学される
市民の
方々、特に
子どもたちにアピールしていただきたいと思います。
また、でき上がった
飼料について、わずかではありますが、
販売収入を見込んでいるとのご
説明でしたけれども、
市場の
野菜や
果物を再利用した
家畜飼料を実際に購入してもらえるところがあるのか、現在想定されております
販売先についてお伺いします。
◎
石川 中央卸売市場長 当該事業は、
フードリサイクルの
推進という観点から、
家畜の
飼料として活用していただくことが最もふさわしいものと考えてございます。このため、
資源リサイクル方法の
選定を行う
公募型プロポーザルの
実施に当たりまして、北海道の畜産試験場の
研究員などとともに、
養豚業界の
代表者の方にも
選定委員にご就任いただきまして、
飼料の品質、成分、さらには価格などについても検証してきたところでございます。その中で、実際に
養豚業を営んでいる
委員の方から、ぜひとも豚の
飼料として活用していきたいというご意見をいただいておりますことから、
販売先といたしましては、
札幌市近郊の
養豚業者の方を中心に販売していきたいというふうに考えているところでございます。
◆
植松ひろこ 委員 最後に、
資源リサイクル施設の
整備にあわせて
地下水を活用する
システムを導入するとのことですが、これは、
経営改革プランに掲げております
基本目標の
災害に強い
市場に向けた
取り組みの
一つであるとのことです。平常時には
業務用として利用するほか、
災害時には
市場周辺の
住民の
方々に
飲料水として提供するようですが、約1年前の
震災被災地の
ニュース映像で、給水を待つ
住民の
方々が、寒さの厳しい中、長蛇の列をつくって待っていたのを記憶しております。せっかく
整備される
施設が、まさかのときにそのようなことにならないよう、一度に多くの
住民が給水できるような体制にするなど、円滑に給水できるように工夫することを申し上げまして、私からの
質問を終わります。
◆
川口谷正 委員 場長に伺いますが、今も
植松委員から
質問がありましたけれども、非常にうまい話で、
野菜や
果物の
残渣を
飼料化するということですね。ただ、うまい話には裏があるということもあります。
4億2,700万円の
投資で年々5,000万円ほどの
効果額があるということになると、ざっと計算すると、計算上では大体8年か9年未満で
投資額を回収することになりますね。余りに話がうまいので、ちょっと
まゆつばのところもあるのではないかと思うのですけれども、このアイデアは
改革プランの中で盛り込まれたようですが、その間の
いきさつなどを補足して
説明いただければと思います。
それから、
残渣が出てくるのは
市場だけではないですね。
学校給食などあちこちで発生していまして、
輸送費の問題もありますが、こんなうまいことならば、もう少し
市場に物量を持ち込んで売り上げをふやすという
方向性だってあるのではないかと思うのですけれども、それらの点についてお願いします。
◎
石川 中央卸売市場長 まず、
いきさつについてでございますけれども、これは、やはり
経営改革プランの検討の中で生まれたものでございます。
市場会計の中の
経常費用の中で、今後、
削減が見込まれる
ランニングコストの総額というものが、
利子等を除きますと約10億円ぐらいしかありません。その中の7,700万円が
ごみ処理費用にかかっているということで、やはり、ここを抜本的に変えていくことが
市場経営の
活性化につながるだろうという
着目点から、全国の
リサイクルをしている
市場などの調査をした上で
当該事業に取り組んだものでございます。
ただ、この
事業を
実施するに当たりましては、
ハード整備のみならず、
場内事業者の
分別が不可欠でございますので、
場内事業者の皆さんとの協議の中で、
分別をしながら、必ず
野菜残渣だけを
リサイクルしていくのだという約束事も踏まえた
状態に立っているということで、まさに
改革プランのストーリーの中から生まれたものというふうに思っております。
それから、
場内だけではなく、
持ち込みもできるかということですが、実は、
持ち込みをするということになると我々
市場が産廃の
処理業者ということになってしまいます。ですから、やはり、法律の網から
持ち込みはできないということで、あくまで
場内を流通した
ごみの
リサイクル施設だという位置づけで運営せざるを得ないというふうに理解しております。
◆
川口谷正 委員 わかりましたけれども、今まで本市の
リサイクル事業などがいろいろな分野で試みられておりますが、私が聞いた中でこれほど
効果が高い
リサイクルは
余り記憶がないのですね。だから、軌道に乗ればすばらしい
改革だと思うのです。
ただ、今、聞けば、
残渣の
分別がきちんといくことが
前提条件になるように思います。生
ごみの
リサイクルに関しては、
分別の純度が高くないとグレードの高い商品ができてこないのですね。だから、そこは結構キーポイントかなと思います。
8年半と言わず、8年なり7年半で
投資額が回収できますように祈って、
質問を終わります。
○
峯廻紀昌 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
峯廻紀昌 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、
討論を行います。
討論はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
峯廻紀昌 委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、
採決を行います。
議案第58号を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
峯廻紀昌 委員長 異議なしと認め、
議案第58号は、可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員会を閉会いたします。
――――――――――――――
閉 会 午後1時17分...