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  1. 札幌市議会 2012-02-24
    平成24年(常任)経済委員会−02月24日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成24年(常任経済委員会−02月24日-記録平成24年(常任経済委員会  札幌市議会経済委員会記録            平成24年2月24日(金曜日)       ────────────────────────       開 会 午後0時59分 ○峯廻紀昌 委員長  ただいまから、経済委員会を開会いたします。  報告事項は、特にございません。  それでは、議事に入ります。  最初に、議案第53号 平成23年度札幌一般会計補正予算(第8号)中関係分議題といたします。  理事者から、補足説明を受けます。 ◎本間 産業振興部長  議案第53号の平成23年度札幌一般会計補正予算(第8号)の産業振興部所管分について、概要をご説明いたします。  今回の補正予算は、産業振興センター改修工事につきまして、事業進捗のおくれにより年度内執行が困難となりましたため、議案中の第2表 繰越明許費補正の第6款 経済費 第1項 商工費中、事業名地域経済振興対策費4,800万円を翌年度に繰り越すものでございます。  本事業は、産業振興センターに合築されておりました市民情報センターが昨年度で廃止されたことに伴いまして、その後にデジタル創造プラザ機能を移転するための改修工事でありまして、平成23年度と24年度の2カ年の継続事業でございます。  本事業につきましては、今年度に完了いたしました設計におきまして工事の工程を組んだところ、空調、冷暖房、照明など既存設備撤去部分が多く、その作業に時間を要することとなりました。このため、今年度内執行が見込まれておりました工事費の一部を24年度に繰り越すこととなったものでございますが、工期変更はございません。 ◎小笠原 観光コンベンション部長  議案第53号の平成23年度札幌一般会計補正予算(第8号)の観光コンベンション部所管分につきまして、その概要をご説明いたします。  今回の補正予算は、藻岩山施設整備につきまして、事業進捗のおくれにより、一部、年度内執行が困難となりましたために、議案中の第2表 繰越明許費補正の第6款 経済費 第1項 商工費中、事業名集客交流振興費3,020万円を繰り越すものであります。  具体的には、藻岩山ロープウェイ山麓駅から水道記念館までの散策路整備と、藻岩山中腹施設藻岩山スキー場を結びますロープトゥ整備費補助にかかわる経費であります。震災による資材調達への影響や予想外工事の難航に伴いまして、施設本体建設工事に大幅な遅延が生じ、これら附帯的な施設工期年度内におさめることが極めて難しい状況となりましたことから、安全、確実な工事実施を優先し、当該事業次年度に繰り越すこととしたものであります。 ◎高橋 スポーツ部長  議案第53号の平成23年度札幌一般会計補正予算(第8号)のスポーツ部所管分につきまして、その概要をご説明いたします。  今回の補正予算は、カーリング場建設事業進捗のおくれによるものでございます。同じく、第2表の第2款 総務費 第2項 市民生活費カーリング場建設費6億6,731万円余が繰越明許費補正に関するものでございます。  この事業につきましては、平成23年度と24年度の2カ年にわたる継続事業でございまして、当初、平成23年第2回定例会での工事請負契約締結にかかわる議案提出を予定しておりましたが、施設の構成や機能の詳細につきまして取りまとめに時間を要し、設計業務に約1カ月半のおくれが生じたことから、第3回定例会での議案提出となりました。このため、主体工事や電気、機械等設備工事のそれぞれの工事費の一部につきまして、次年度に繰り越すこととなったものでございます。
     なお、カーリング場の本年8月の竣工、9月中旬オープンの予定に変更はございません。 ○峯廻紀昌 委員長  それでは、質疑を行います。  質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○峯廻紀昌 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○峯廻紀昌 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第53号中関係分を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○峯廻紀昌 委員長  異議なしと認め、議案第53号中関係分は、可決すべきものと決定いたしました。  ここで、理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後1時4分       再 開 午後1時5分     ―――――――――――――― ○峯廻紀昌 委員長  委員会を再開いたします。  次に、議案第58号 平成23年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  理事者から、補足説明を受けます。 ◎石川 中央卸売市場長  私から、議案第58号 平成23年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算につきまして補足説明をさせていただきます。  これは、国の第4次補正予算の成立に伴いまして、当市場におけます資源リサイクル施設整備について財源の見通しが得られましたことから、早期発注を図るため、所要の補正を行うものでございます。  内容といたしましては、事業費が4億2,700万円、財源内訳は、補助金が1億6,800万円、企業債が2億5,800万円などとなってございます。  この資源リサイクル施設は、市場から排出しています野菜果物残渣を破砕、乾燥させ、家畜飼料とするものでございます。また、乾燥の熱源といたしまして、同じく市場から排出しております魚箱などの木質系廃棄物を利用するものでありまして、廃棄物排出量削減環境負荷の軽減が図られますとともに、年間約5,000万円の効果額が見込まれ、市場経営効率化に大きく寄与するものと考えてございます。  なお、この施設整備にあわせまして、地下水活用システムを導入することとしておりますけれども、これは、災害時には市場周辺住民飲料水として供給可能とするなど、災害に強い市場づくりの一環として進めるものでございます。 ○峯廻紀昌 委員長  それでは、質疑を行います。 ◆植松ひろこ 委員  昨年の経済委員会におきまして、札幌中央卸売市場経営改革プランに掲げられております基本目標一つである環境に優しい市場方向性について、私から質問いたしましたところ、中央卸売市場は、市内最大級業務施設として、野菜残渣などの生ごみを初めとする廃棄物が大量に排出されることから、フードリサイクル推進など、環境負荷の低減に向けた取り組み市場として積極的に進めていくとのことでした。今回提案されている資源リサイクル施設は、環境に優しい市場づくりを一段と具体化させる上で大変重要な施設であるとともに、市場運営に係る経費削減による経営健全化、さらには、経営改革プランにおける収支改善を達成するために不可欠な施設であると考えます。  そこでまず、資源リサイクル施設整備により年間5,000万円の効果額を見込んでいるとのことですが、その内訳についてお聞かせください。 ◎石川 中央卸売市場長  資源リサイクル施設整備により見込んでおります年間効果額5,000万円の内訳についてでございます。  現在、市場から排出されています廃棄物は、年間約2万2,000立米でございまして、その処理費用として約7,700万円を支出している状態にございます。このうち、量で申しますと、全体の約3割を占めます野菜果物の生ごみ処理に約3,300万円、全体の4割を占めます魚箱などの木質系廃棄物処理に約2,200万円、合わせて約5,500万円の経費がかかっており、これらの廃棄物場内で再資源化、再利用することによりまして、この約5,500万円相当の処理費用が節減できるものというふうに考えてございます。  これに飼料化のための施設運営経費として約700万円、さらに、飼料化によります販売収入として約200万円を見込みました結果、先ほどご説明させていただきました削減額との差し引きで年間約5,000万円程度の効果があるものというふうに見込んでいるものでございます。 ◆植松ひろこ 委員  ただいまのご説明により、大変多くの生ごみ木質系廃棄物排出量削減でき、また、その効果額として年間5,000万円が見込まれているということがわかりました。  生ごみを再資源化し、家畜飼料として供給するという取り組みについては、食の循環や環境保全を通じ、物を大切にすることを考えるよい機会になると思いますので、市場を見学される市民方々、特に子どもたちにアピールしていただきたいと思います。  また、でき上がった飼料について、わずかではありますが、販売収入を見込んでいるとのご説明でしたけれども、市場野菜果物を再利用した家畜飼料を実際に購入してもらえるところがあるのか、現在想定されております販売先についてお伺いします。 ◎石川 中央卸売市場長  当該事業は、フードリサイクル推進という観点から、家畜飼料として活用していただくことが最もふさわしいものと考えてございます。このため、資源リサイクル方法選定を行う公募型プロポーザル実施に当たりまして、北海道の畜産試験場の研究員などとともに、養豚業界代表者の方にも選定委員にご就任いただきまして、飼料の品質、成分、さらには価格などについても検証してきたところでございます。その中で、実際に養豚業を営んでいる委員の方から、ぜひとも豚の飼料として活用していきたいというご意見をいただいておりますことから、販売先といたしましては、札幌市近郊の養豚業者の方を中心に販売していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆植松ひろこ 委員  最後に、資源リサイクル施設整備にあわせて地下水を活用するシステムを導入するとのことですが、これは、経営改革プランに掲げております基本目標災害に強い市場に向けた取り組み一つであるとのことです。平常時には業務用として利用するほか、災害時には市場周辺住民方々飲料水として提供するようですが、約1年前の震災被災地ニュース映像で、給水を待つ住民方々が、寒さの厳しい中、長蛇の列をつくって待っていたのを記憶しております。せっかく整備される施設が、まさかのときにそのようなことにならないよう、一度に多くの住民が給水できるような体制にするなど、円滑に給水できるように工夫することを申し上げまして、私からの質問を終わります。 ◆川口谷正 委員  場長に伺いますが、今も植松委員から質問がありましたけれども、非常にうまい話で、野菜果物残渣飼料化するということですね。ただ、うまい話には裏があるということもあります。  4億2,700万円の投資で年々5,000万円ほどの効果額があるということになると、ざっと計算すると、計算上では大体8年か9年未満で投資額を回収することになりますね。余りに話がうまいので、ちょっとまゆつばのところもあるのではないかと思うのですけれども、このアイデアは改革プランの中で盛り込まれたようですが、その間のいきさつなどを補足して説明いただければと思います。  それから、残渣が出てくるのは市場だけではないですね。学校給食などあちこちで発生していまして、輸送費の問題もありますが、こんなうまいことならば、もう少し市場に物量を持ち込んで売り上げをふやすという方向性だってあるのではないかと思うのですけれども、それらの点についてお願いします。 ◎石川 中央卸売市場長  まず、いきさつについてでございますけれども、これは、やはり経営改革プランの検討の中で生まれたものでございます。市場会計の中の経常費用の中で、今後、削減が見込まれるランニングコストの総額というものが、利子等を除きますと約10億円ぐらいしかありません。その中の7,700万円がごみ処理費用にかかっているということで、やはり、ここを抜本的に変えていくことが市場経営活性化につながるだろうという着目点から、全国のリサイクルをしている市場などの調査をした上で当該事業に取り組んだものでございます。  ただ、この事業実施するに当たりましては、ハード整備のみならず、場内事業者分別が不可欠でございますので、場内事業者の皆さんとの協議の中で、分別をしながら、必ず野菜残渣だけをリサイクルしていくのだという約束事も踏まえた状態に立っているということで、まさに改革プランのストーリーの中から生まれたものというふうに思っております。  それから、場内だけではなく、持ち込みもできるかということですが、実は、持ち込みをするということになると我々市場が産廃の処理業者ということになってしまいます。ですから、やはり、法律の網から持ち込みはできないということで、あくまで場内を流通したごみリサイクル施設だという位置づけで運営せざるを得ないというふうに理解しております。 ◆川口谷正 委員  わかりましたけれども、今まで本市のリサイクル事業などがいろいろな分野で試みられておりますが、私が聞いた中でこれほど効果が高いリサイクル余り記憶がないのですね。だから、軌道に乗ればすばらしい改革だと思うのです。  ただ、今、聞けば、残渣分別がきちんといくことが前提条件になるように思います。生ごみリサイクルに関しては、分別の純度が高くないとグレードの高い商品ができてこないのですね。だから、そこは結構キーポイントかなと思います。  8年半と言わず、8年なり7年半で投資額が回収できますように祈って、質問を終わります。 ○峯廻紀昌 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○峯廻紀昌 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○峯廻紀昌 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第58号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○峯廻紀昌 委員長  異議なしと認め、議案第58号は、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後1時17分...